【出世】管理職に必要不可欠な能力について
こんばんは、現役地方公務員のKESUです。
本日は、市政史上最年少で管理職になった私が、管理職として必要不可欠であると思う能力をお伝えしていきたいと思います。
はじめに
私の自治体は、人口約30万人、職員数は常勤約2000人、非常勤等も合わせると3000人以上です。
その中で課長級以上は80人もいませんので、割合で言えば4%程度です。全国的にも管理職の割合がかなり低い方ですが…
そうした大規模な自治体の中で、35歳にして管理職になったというとエリートだと言われますが、私は一般的に言われるようなエリートではまったくありません。
中学、高校と特段成績が良いわけでもなかったですし、大学も偏差値50にも満たないようなところです。
公務員試験のときだけは死ぬ気で猛勉強しましたが。
また、公務員となってからも入庁後3年間ぐらいは、遊びほうけており、社会人としての土俵にすら立っているとはお世辞にも言えず、正直仕事に熱を全くと言っていいほど注いでませんでした。
当時は今しかできないことをやろうと思って、仕事の優先順位は遊びや趣味に比べてとても低かったです。
当時は、仕事は20代後半ぐらいになれば自然とやる気が起きてくるであろう、今から飛ばしすぎても息切れするという考えもありました。
そうした根拠のない謎の計画?の下、27歳ぐらいから、ふと思い立って今までまったく興味がなかった読書をするようになりました。
公務員、投資、経済学、経営学、モチベーション管理、心理学、リーダー論、人生論など様々なジャンルの本を読み漁る中で、私自身将来どうあるべきかを少しずつ考えるようになっていきました。
同時に自分の強みや弱みを改めて認識する中で、プレーヤーよりもマネージャー、リーダー向きなのではないかとの考えに至りました。
28歳ぐらいのときから、そうしたぼんやりとした将来の方向性を見据え、リーダーにはどんな要素が必要なのかを徹底的にインプットするようにしました。
すなわちIQ(知能指数)ではなく、EQ(心の知能指数)の重要性、必要性を本を通じて学びました。
EQは、自己や他者の感情を知覚したり、自分の感情をコントロールする知能と言われています
元々、ぼんやり意識していたことも、名著と言われるような本で改めて自分なりに整理することで、深層心理で意識するようになりました。
私が考えるに、管理職になる器であるためには、下記の3つの能力をバランスよく身につける必要があります。
コミュニケーション能力
当たり前ですが、重要かつ必須の能力です。これがないと話になりません。
簡単に言えば相手のことを考えた言動をすることです。
管理職には、議員をはじめ、様々な立場の人と接する場面が爆発的に増えます。
そして、じっくりと関係を築くほど悠長に考えていられないことも多いです。
一瞬で相手の心を掴むには、ただ話が上手、明るいといったことだけではなく、相手が何を求めているのか、かゆいところに手が届くようなコミュニケーションをとる必要があります。
これは生まれ持った資質かと思われがちですが、圧倒的に後天的に学ぶものだと思います。
コミュニケーションが苦手だという人は、ぜひ学べるものなんだと思い直してください。
意欲と熱意
職場の風土は課長次第です。
課長が意欲と熱意を持って仕事に取り組めば、必ず組織は良い方向に向かいます。
公務員の世界では意識高い系は敬遠されることもありますが、そんな組織は必ず停滞します。
そうしたことを恥ずかしがらずに言葉にし、伝えることがリーダーである課長には必要です。
意欲と熱意を持つ秘訣は、ただ一つ楽しむことです。
難しい場合は、無理矢理でも楽しもうと思う気持ちを持つことが大切です。
そうした心構えでいれば、自然と楽しくなっていくものです。
楽しくなれば、もっと知りたいと思うのが人間です。
そうすればしめたもの、熱意と意欲もフツフツと湧き上がってきます。
逆境に強い
管理職になれば、いつもと違うこと、困難事例に対応していかなければなりません。
それを嫌がっていたり、引きずっていれば自分が潰れてしまいますし、対応できなければ管理職として失格です。
めったに起きない困難事例を、いかに楽しんでやるかと思うようなマインドセットが重要です。
それから、一般的に言われているストレスとは、悪いイメージがありますが、それは完全にでっちあげです。嘘です。
ストレスは人を若返らせる効果があることが実験でも証明されているそうです。
ストレスは悪いものと思い込んでいるから、悪い方向に作用するのです。
ストレスは良いもの、成長させるものと思えば、良い方向に作用します。
皆さんも経験あると思いますが、大成功と思うような出来事の前はかなりストレスがかかっている状態がほとんどです。
ストレスは体に良いものと、私は自分を洗脳し、そのように思い込んでます。
おかげで、ストレスのない仕事がとてつもなく嫌いです。
おわりに
以上、管理職にとって必須の能力を3点あげましたが、どれも当たり前のことだと思われるのではないでしょうか?
公務員は、当たり前のことを何歳になっても当たり前にやるのが下手な生き物だと思います。
また、上記の3つの能力はすべて後天的に取得できる能力です。
考え方さえ学んで実践すれば大丈夫です。
あとは、この3つの能力を身につけることに耐え難い違和感さえなければ全く問題ないと思います。
以上が、私が管理職になる上で必要不可欠と思う能力でした。