【ペンケース&シャーペン】地方公務員の文房具
皆さんこんにちは、現役地方公務員のKESUです。
本日は、私がいつも持ち歩いているペンケースとスタメンのシャーペン達をご紹介します。
アシュフォードペンケース
アシュフォードの本革ペンケースです。
このペンケースは昇任祝いに同僚にいただいたものです。
私のカラーでもあるネイビーにかっこ可愛い白いステッチが最高のバランスで、とても気に入っています。
このペンケースをもらうまでは、オロビアンコのペンケースを使用してましたが、いかんせんスリムすぎてペンが3本ぐらいしか入りませんでした。
アシュフォードも小ぶりに見えますが、シャーペンやボールペン、多機能ペン、蛍光マーカーなど5本に消しゴムや定規などが入るため、ビジュアルだけでなく使い勝手も抜群です。
私の大好きなペン達を守ってくれる大切な相棒です。
ラミーサファリのシャーペン
5年ぐらい前に楽天で1200円ぐらいで買いました。
ちなみに定価だと3500円です。
私の持つ筆記具は基本的にはダークトーンが多いです。
ワンポイントのつもりで4年前に買ったのですが、職場の方には私が持っているイメージが1番強いのがこのレッドのラミーとのことです。
三角形の特徴的なグリップ、大きくてノートや胸ポケットに挟みやすいクリップ、手軽に個性を出すには最高ではないでしょうか。
書きやすさと一目で目を引くカッコ可愛いビジュアルを兼ね備えたイケメンです。
色んな色があるので、他の色も欲しくなってしまいます。
ぺんてるスマッシュのシャーペン
最強シャーペンとの呼び声高いのがこのぺんてるスマッシュです。
6年前ぐらいに1000円で購入しました。
こちらは大人気商品のため、安くはなりません。
係長や管理職の昇任選考の論文用に購入しました。
特に管理職試験では論文が2つもあるので、4時間ぶっ続けで字を書きます。
5000字近くずっと書き続けるのですが、そのぐらいハードな試験に耐えれるシャーペンは貴重です。
ペン先がまったくブレがないため書きやすく、グリップのゴムの柔らかさがちょうどよく、疲れにくいのが特徴です。
何気にデザインもメタニカルでかっこいいです。
このシャーペンは文房具愛好家の方々からもかなり支持が高いものとのことです。
パーカージョッターのシャーペン
文房具の元祖とも言われるパーカーの人気シリーズジョッター。
やはり長く愛されているシリーズは安心して使うことができます。
値段も1000円で買えるので、職場の事務用品から抜け出す1本目としては丁度いい価格帯です。
同じシリーズのボールペンも持っていますが、両者とも小ぶりでスリムなサイズ感が私の華奢な手との相性がいい感じです。
おわりに
- 以上私が愛用しているペンケースとシャーペンのご紹介でした。
それほど高価なものではないですが、職場で用品としてあるものを使用するよりは10倍仕事が進みますし、やる気が出ます。
皆さんもお気に入りの1本を探してみてはいかがでしょうか。
【読書】エッセンシャル思考
皆さんこんにちは、現役地方公務員のKESUです。
本日は、全米でもベストセラーとなったエッセンシャル思考をご紹介したいと思います。
- 作者:グレッグ マキューン
- 発売日: 2014/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
本の内容
エッセンシャル思考は、「正しいことをやり遂げる技術」です。
大事なことを見極め、自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、最大の成果を上げるのが狙いであると言っています。
優秀な人ほど、「自分の目指す方向性がわからない」という成功のパラドックスに陥りやすいと言います。
それは、成功を目指して進んだ結果、頼れる人という評判を得て、多様な仕事を振られるようになりそれらを引き受けた挙句、時間とエネルギーが拡散され、やるべきことができず、本来の方向性を見失ってしまうからです。
成功と充実感を得るためには、大事なこと以外を断り、本当に重要なことに集中しなければなりますせん。またそうすることで、質の高い仕事ができます。
本当に重要なものごとを見極めるために必要なのは、じっくりと考える余裕、情報収集の時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳密な基準の5つだと言います。
忙しく動きまわることを有能さの証だと思っている人は、熟考や睡眠時間を減らそうとします。
しかし、エッセンシャル思考の人は、時間をかけて多くの選択肢を調査・検討し、意見を交わし、じっくりと考えることで真に重要なものを見極めます。
また、真に重要なことをするためには、何を捨てるか、断るかも大切になってきます。
本を読んでの感想
限られた時間をいかに有効に使うかの大切さを教えてくれる本です。
自分が一番大事なものを見極め、それ以外の選択肢をうまく捨て、本質的なものに最高の力を発揮できるようにする意識は、選択肢が溢れる現代には必須とも言える考え方だと思います。
仕事を断るのが苦手な人や、働きすぎて自分の方向性を見失いかけている人はもちろん、人生の質を高めたいと考えるすべての人にとって、おすすめできる考え方です。
仕事や人生の優先順位をじっくりと考え、主体的に自分で選ぶという能力は選択肢が多い現代ではますます求められると思います。
公務員の皆さんへ
公務員の世界の仕事では、一見何のためにやっているのかわからなくなる場合があります。
特に若い20代、30代の係長以下ではなかなか主体的に仕事ができないことが多いと思います。
だからといって言われたことを何の疑いもなくやるだけではいけません。
何のためにやるのか、目的を忘れずにセンターピンを常に意識することが、公務員版のエッセンシャル思考だと思います。
また、人口減少、超高齢社会で財源難に陥っていく中にあっては「あれもこれも」から「あれかこれか」にシフトチェンジが必要ですので、まさにエッセンシャル思考はこれからの公務員には欠かせない考えです。
やることが多すぎて時間が足りないと思ってる方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【読書】夢をかなえるゾウ
皆さんこんにちは、現役地方公務員のKESUです。
本日は、6年ぐらい前にはじめて読んで、久しぶりに読み返してみた「夢をかなえるゾウ」をご紹介したいと思います。
- 作者:水野敬也
- 発売日: 2011/05/20
- メディア: 文庫
主な内容
さえないサラリーマンのもとへ、ゾウの頭を持つインドの神様「ガネーシャ」がやってきます。
関西弁で、タバコをよく吸い、嘘か本当か、ニュートンもエジソンもビル・ゲイツも、彼が育てたのだといいます。
いかにもうさん臭い彼が、「僕」を成功に導くためのレッスンをつけていきます。
靴を磨くこと、その日頑張れた自分をホメる、身近で1番大切な人を喜ばせるなど、毎日課題が与えられ、それを実行していくといった物語になっています。
ガネーシャは、自分の教えなど過去の成功法則書に書いてあると言います。
どうすれば人が成功できるか、という法則は既に明らかになっていても、それでも世の中に成功法則書があふれ、ほとんどの人が成功しないのは、人がそれらを読んでも何もしないからです。
「教え」そのものには、人を変えるだけの力はない。
人が変わるには、その人自身の行動が必要なのだとガネーシャは教えてくれます。
読んでの感想
本書からは実行すること、アウトプットすることの重要性を改めて学びました。
法則を学んでも皆が成功するわけではなく、それは、法則を「実行」する人があまりに少ないからです。
本書に書いてある成功法則は、デールカーネギーやナポレオンヒルなどに書いているような自己啓発の一般的な内容ばかりなのでそれほど目新しさはないです。
だからこそ、必ず「実行」すべし、という内容が、本書でははっきりと主張されている点に共感しました。
物語になっていることから、楽しみながら読めるという点でも良い本です。
公務員の皆さんへ
この本を読んで、公務員の皆さんに1番お伝えしたいのは、まずは実行して動きましょうということです。
公務員の仕事は、しっかり全てを固めて準備万端になってから動くことが多いです。
そういった仕事柄、仕事以外でもじっくり考えて悩んでから色々やり始める人、もしくは熱が冷めて結局何もやらない人が多い気がします。
私は悩んでる時間が勿体ない、無駄だと思っていて、見切り発車、とりあえずやってみる行動力がとても大事だと考えています。
人が1日で悩んだり迷ったりしている時間は、何と2時間以上あるらしいです。
睡眠時間8時間、食事時間1時間などを除いて、活動できる時間が15時間だとするとかなりの時間になりますよね。
私は基本的に迷ってることは、実行すると決めています。
大変なのは最初の一歩です。
特に公務員は信頼がある分、どんどんトライできる立場にあると思います。
トライ&エラー、とにかくやってみる、スピード感をもってできるかどうかがこれからの時代は何よりもキーになってきますので、一つの考えとして参考にしていただければ幸いです。
私は、考えていても発信しないこと、また動かないことは、考えていないことと一緒だと考えています。
これからも即断即決即行動をモットーに多動力を磨いていきたいと思います。
【手帳&多機能ペン】地方公務員の文房具
皆さんこんにちは、地方公務員のKESUです。
私は、手帳や筆記具にもそれなりにこだわりを持っています。
毎日使うものなのに、服はオシャレな人でも、文房具は役所の用品という方が多い気がします。
何度も言ってしつこいようですが、オシャレは一部ではなくてトータルバランスが重要です。
私の場合、良い文房具を持つと仕事へのモチベーションが格段に上がります。
そうした要素がありますし、頑張っている自分へのご褒美にもなります。
文房具など細かいものでも、自分の雰囲気に合ったものを持つように私は心掛けてます。
本日は、私が使用している手帳と多機能ペンをご紹介したいと思います。
ダヴィンチのシステム手帳
システム手帳歴は5年です。
システム手帳デビューしたときから、カバーはレイメイ藤井のダヴィンチです。
価格は5500円で、本革としてはかなり安い部類に入ります。
サイズはバイブルで、カラーは私の代名詞でもあるネイビーです。
私はマンスリーとメモがメインなので、やはりシステム手帳派です。
お気に入りのラミー2000で黒赤青緑の色分けで書くのが私流です。
カバーについては、そろそろステップアップを考えています。
ラミー2000
言わずと知れた意識高い系に絶大な人気を誇る、不朽の名作にして最強の4色ペンのラミー2000。
西暦2000年になっても使えるデザインというコンセプトで、40年前につくられた歴史も素敵です。
定価は12000円ですが、Amazonで5500円で購入しました。
3年前に買いましたが、控えめに言ってもこれ以上の4色ペンはありませんし、今後も浮気することはないでしょう。
壊れてもまた買います。
定位置はペンケースではなく、システム手帳のお供です。
芯を出すときのシャリっという音も上品でレトロさ満点です。
何より4色ペンとは思えないスリムで、ピストルのような洗練されたボディが最大の魅力です。
海外製品のため、最初から入っているインクは書き出しにかすれるなど難があります。
リフィルも4c規格のため、好きな芯に交換できます。
私はジェットストリームの芯に交換して使っています。
これで見た目だけでなく、実用性も兼ね備えた最強の4色ペンの完成です。
パーカー多機能ペン
こちらは赤と黒、シャーペンの多機能ペンです。
ラミー2000はシャーペンが付いていないため、会議や打ち合わせにサッと持っていくにはこのパーカーが最適です。
定価は5500円ですが、楽天で3500円で半年ほど前に購入しました。
見た目は光沢のあるブラックです。
かなり細身でスリムにつくられており、ラミー2000には当然劣りますが、まぁ普通にかっこいいかなといったかんじのビジュアルです。
回転式ですが、360度回るので使い勝手もいいです。
こちらも4c規格のため、付属の芯は例のごとく速攻でジェットストリームに変えました。
シャーペンは、何気に公務員はよく使うのでかなり重宝してます。
おわりに
以上私の使用している手帳カバーと多色ペンの紹介でした。
お気に入りの文房具を使うと、テンションがあがって仕事もはかどります。
まだまだお気に入りのボールペンやシャーペンがありますので、引き続きよろしくお願いします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
【革小物編】地方公務員のファッション
皆さんこんにちは、現役地方公務員のKESUです。
私は革靴や革バッグも好きですが、財布や名刺入れなどの革小物も大好きです。
学生時代や20代前半の頃はヴィトンやエルメス、ブルガリなどのハイブランドの革小物を買ってました。
しかし、20代後半以降は、知る人ぞ知る革製品専門のブランド「ココマイスター」で揃えています。
私の中で、主力の革小物については、ココマイスター以外は考えられません。
というのも、ホワイトハウスコックスやガンゾなども良いのですが、価格、革質、上品さ、ネームバリューのすべてがバランスよく、総合戦闘力が断トツに高いのはココマイスターだと思うからです。
私が愛してやまない魅力あふれる一流の革製品ブランドのココマイスター。
本日は私の所有するココマイスターの長財布、小銭入れ、名刺入れを紹介します。
長財布
シリーズや価格帯が多岐にわたるココマイスターの中でも、ブライドルシリーズは断トツの人気を誇っていますが、特にブライドルレザーの長財布は売れ筋です。
こちらは5年前に3万円で購入した長財布です。
今まで買った財布に比べて安いのですが、ハイブランドの財布より格段に素晴らしい革の質です。
最初からココマイスターにすればよかったです。
色はもちろんネイビーで、ブライドルレザーと呼ばれる重厚感あふれる革です。
ブライドルレザーは傷がつきにくい強固な革のため、長年使用していてもまだまだ現役でいれそうです。
使えば使うほど好きになるのも、ココマイスターの魅力です。
小銭入れ
こちらもココマイスターで3年前に、1万8千円で購入しました。
ブルキャラックというシリーズで、カラーはグリーンがかったネイビーです。
私は現金はほぼ使わずにクレジットカード派なので、このぐらいのサイズ感で本来は十分です。
それでも仕事で長財布を持っているのはスーツやブリーフケースとの相性がいいからです。
画像ではサイズ感がわかりにくいですが、横12cm、縦8cmでポケットにすっぽり入る小ぶりなサイズです。
この小銭入れはしっかり感をだしながらも、ちょっとしたお出かけにも最適なのでかなり重宝しています。
長財布とのサイズの比較です。
名刺入れ①
またまたココマイスターです。
係長に昇任した頃に1万円で購入しました。
他の同価格帯の革ブランドや有名ブランドと比べると、革質の良さが際だちます。
カラーは私の所有する革小物で唯一と言えるブラウンです。
マットーネというシリーズで、上記の2つのシリーズと比べると傷がつきやすい柔らかい革ですが、使い込むごとに味が出るため、経年変化がとても楽しめます。
ブラウンもいいですが、私はやっぱりネイビーがしっくりきます。
まーワンポイントなのでしばらくはこれを使うつもりです。
名刺入れ②(追記)
やっぱりココマイスターです笑
マットーネブラウンもいいのですが、結局ブライドルレザー&ネイビーが私の中では最強だということで購入してしまいました。
ブラウンと併用で使っていきたいと思います。
おわりに
以上私が愛してやまない格式高い革専門のココマイスターの紹介でした。
これから革小物を買い替える場合でも、ココマイスターで購入することになると思います。
ココマイスターを買うと、間違いなく沼になるので、その覚悟ができてる人のみ手を出すように気をつけてください 笑
【読書】人を動かす
本日は、あまりにも有名なデール・カーネギー著の「人を動かす」をご紹介します。
この本はリーダーなど、人を動かす立場ならば、はじめに読んでおきたい1冊といっても過言ではない歴史的名著です。
- 作者:カーネギー, デール,Carnegie, Dale,博, 山口
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
主な内容
長年にわたって読み継がれる名著として有名なこの本を一言でいえば、「徹底的に相手の立場に立って考える」ことを説いた本です。
人を動かすための大事な3原則について述べています。
まず、①批判や非難しないこと。②人の欲する自己の重要感を持たせること③その人の欲しがるものを推測して与えること
この3つが人を行動させることにつながると説いています。
特に共感した②の重要感を持たせる部分ですが、本の中で「他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。
上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。わたしは決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている」というかの有名なヘンリーフォードの言葉が引用されています。
また、成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力であるとしています。
読んでの感想
現代でも通じる不変の原則が書いてある本だと思います。
特に人を動かす立場にあるリーダーになる人には不可欠な内容ばかりだと思います。
相手を尊重し、重要感を持ってもらうことで、人は力を発揮するのだと私は思います。
言い方は悪いかもしれませんが、リーダーはいかにして部下や周りををその気にさせるかという能力が大切です。
言い換えれば自分一人では何もできないことを認識する謙虚さが重要です。
一人が頑張ってもたかが知れています。
周りを活かし、相乗効果を最大限に発揮できればチームの力はとても大きいものになります。
特に人材や価値観が多様化してきている現代だからこそ、この本で説いている内容はより重要になってきているのではないかと思います。
公務員の皆さんへ
徹底的に相手の立場に立って考えることを説いた本書は、公務員の本質を突いていると言えます。
あらゆる施策や事業は役人の自己満足でなく、ベクトルは国民、市民に向いていなければなりません。
それが国や地方自治体でも、縦割り組織であるがゆえに、知らず知らずのうちに国民や市民ファーストを忘れて、内部の基準や都合で物事を考えてしまいます。
誰のための施策・事業なのかを、私たち公務員は仕事をするうえで決して忘れてはなりません。
内部管理の官房系の部門であってもそれは同じです。
一つの判断、決定が市民につながっていることを常に意識して仕事をしなければなりません。
「国民、市民はどう思うか」という心がけを常にもって、公務員の仕事をこれからもともにしていきましょう。
以上、長年にわたって読まれ続けられるカーネギーの名著人を動かすのご紹介でした。
まだ読んでいない公務員の皆さんは、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【読書】公務員の課長の教科書
皆さんこんにちは、現役地方公務員のKESUです。
本日は本業に完全に直結する本、「公務員の課長の教科書」をご紹介したいと思います。
本の内容
課長になると、組織のリーダーとして管理監督の役割を強く担います。
また、プレイヤーを卒業し、マネージャーとして自らの判断をもとに、人を動かして成果を上げることが要求されるようになります。
ある意味、係長とは違う「次元」の仕事をするようになります。
課長の揺らぎのない信念や覚悟、勇気を持って決断することが、課長としての最大の役割であると言っています。
そのためには、どうあるべきかというミッション(使命・目的)を明確にすることが必要で、そのミッションに基づいて、ぶれることのないビジョン(目標・方向性)を示す必要があります。
また、新しい取り組みを課長が楽しむ姿勢は、職員への最大のメッセージになり、職員に新たな仕事に対する意欲をもたせ、職員育成につながっていきます。
どんな職務についても、課題を見つけ、楽しく仕事をする姿勢が大切です。
課長が仕事を楽しむ姿勢、周囲を信頼する姿勢は、周りの職員に元気を与え、さらに、仕事が楽しくなるという、正のスパイラルをつくっていきます。
それ以外もの議員との距離感や議会答弁のコツ、会議に臨むうえでの心構えなども豊富な著者の経験をもとに紹介されています。
本を読んでの感想
一言でいうと、公務員の世界の課長の理想像が書かれている本です。
私自身、現在課長補佐という立場ですが、昇任前提の管理職待機者なので、日ごろ仕事を進めるに当たっては、当然課長のつもりで仕事にあたっています。
管理職としての振る舞いについて、議会だけでなく、部下、上司、市民、といった様々な側面から書かれていますので、私のような管理職待機者の方は特に読んでおく必要があります。
当然、立場が人をつくるというように、課長になってからでないとわからない部分もありますが、少なくとも準備できること、想定できることはしておく必要があります。
数年前には、このような本はなかったので、こうして勉強できる本があるのはとても恵まれています。
課長が仕事を楽しむ後ろ姿を見て、管理職の仕事に魅力を感じる後輩職員を一人でも育てること、それが自治体の活力の源になるといった筆者の言葉は、まさに私が日ごろから一番意識していることです。
公務員の皆さんへ
皆さんが読んだら、こんな課長だったら良いのになということばかりだと思います。
現実的にいつもこのように振る舞いができるかどうかは別にしても、誰もが思う理想の課長像を書いています。
理想を知っているというのは、とても大切で、何か迷った時のよりどころになります。
また、若い職員の皆さんにもぜひ読んでいただければ、違った視点で仕事に取り組めるのではないでしょうか。
私は、2つ上の職層、立場で物事を考え、仕事をすることを意識しています。
なぜなら1つ上の職層だけを考えていては、その上司に当たる職層のことは考えないからです。
主事なら係長、係長なら部長、課長なら副市長といったように1つ上ではなくて、2つ上の職層で物事を考えると視野が広まって、見え方が変わってくると思います。
課長になって時間が経つと自分の色が出てしまいますので、管理職なりたての方や近い将来管理職を目指そうとする方は読んでみてはどうでしょうか。